Renderworksスタイル

複数の要素を組み合わせることで満足のいくレンダリングが得られます。この要素には、選択したレンダリングモード、レンダリングモードオプション、背景放射光、レンダーカメラエフェクト、選択した背景テクスチャなどがあります。Renderworksスタイルを使用して、これらのパラメータの設定をリソースとして保存し、後から再適用したりファイル間で共有したりできます。デフォルトのRenderworksスタイルが複数用意されており、パラメータの調整やレンダリングの知識を必要とせずに、さまざまな外観をすばやく表現できます。

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また、Renderworksスタイルの作成で説明しているように、カスタムRenderworksスタイルを作成して、リソースとして保存することもできます。Cineware® Engine by Maxon®搭載のリアリスティックタイプとアーティスティックタイプのカスタムRenderworksスタイルに加えて、Maxonとの協力で、Redshift by Maxonレンダリングタイプもご用意しています。これらのレンダリングタイプには、さまざまなプレゼンテーションのニーズを満たせるように、それぞれ異なる長所と利点があります。

アーティスティックスタイルには、スケッチ風のオプションや色分けされたオプションが多数用意されています。

リアリスティックスタイルとRedshift by Maxonスタイルでは、写真のようにリアルなレンダリングが行え、ライティングとテクスチャが異なる方法で解釈されます。この2つのタイプには、さまざまなレンダリングオプションが用意されており、それぞれ異なる機能がサポートされています。

Redshift by Maxon

Redshift by Maxonは、ジオメトリの数が多く、ぼやけた反射、間接光、グローテクスチャ、カメラエフェクト、アンチエイリアスといった複雑なレンダリング効果を持つ大規模なモデルの処理に優れています。高品質なレンダリング、ならびにこういった視覚効果に大きく依存する画像の仕上げレンダリングは比較的高速になります。

Redshiftのレンダリング技術は、大規模あるいは複雑な3Dモデルの最高品質のプロダクションレンダリングを生成するために、コンピューターのGPUを使用します。このため、Redshiftが正しく動作するには特定のハードウェア要件が満たされている必要があり、必ずしもすべてのユーザーが使用できない場合があります。Redshift by Maxonのシステム要件については、https://www.aanda.co.jpを参照してください。Redshiftをサポートしないコンピューターでは、Redshiftではなくリアリスティックタイプがデフォルトになります。Vectorworks Service Selectにご契約いただいている場合は、Redshift by Maxonスタイルレンダリングの処理をVectorworks Cloud Servicesで行えます。

リアリスティック

リアリスティックレンダリングタイプでは、高品質のレンダリングが行えます。芝生、シャドウキャッチャー、布、各種メタリック調、バンプディスプレイスメントとパララックスなど、Redshiftでは現在のところサポートされていないテクスチャを処理できます。また、面光源、線光源、コースティクス、反射のための独立した背景など、Redshiftレンダリングタイプでは現在のところ使用されないライティングタイプや効果も使用できます。これらの種類の効果にはリアリスティックレンダリングを使用してください。

レイトレース(光線追跡)に大きく依存せずに光の効果を作るレンダリングは、多くの場合、リアリスティックの方が高速に処理されます。

最良の結果を得るには、レンダリングのタイプと設定を実際のシーンおよび視覚効果とマッチさせてください。 

リアリスティックレンダリングタイプ(上側)とRedshiftレンダリングタイプ(下側)は、両方ともこの会社の受付を高品質でレンダリングできていますが、光源、反射、およびテクスチャの解釈が異なります。

Renderworksスタイルの作成

Renderworksスタイルを適用する

レンダリングモード